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介護予防訪問介護ステーション 回想療法センター取手 Reminiscience Therapy Center Toride

ご案内information

回想療法センター取手

回想療法センター取手は、この場所です。

電話 0297−83−0556  かあさんのまごころ


回想療法センター取手について
記憶の“消失ADLの低下を招く   日本回想療法学会 

 

  日本回想療法学会では「ADL記憶」の存在を明示して、「記憶」を維持することが「ADL」を維持することになると提唱してきた。20124月に実施した調査でその存在が確認された。

ADLとは、Action Daily life の略で「日常生活行動」と訳され、着替えや洗顔などの行為のこと。

■目的:老人ホーム入所高齢者に「R-ADL」を実施してADL記憶の存在を確認する。

■方法:実施施設:札幌市内・被験者数:50名・年齢幅:71100歳・実施時期:20124

R-ADLReminiscence-ADL

R-ADLは、質問項目1分野と観察項目6分野の合計7分野で構成。質問項目1015歳の記憶。観察項目@躯体パフォーマンス分野、A四肢パフォーマンス分野、B全身衛生分野、C顔面衛生分野、D食事分野、Eコミュニケーション分野の6分野で構成。各分野46項目。観察5段階法で評定。本調査では、同一被験者に対し介護者3名がアセスメント評定した。

■結果

 
、記憶別ADLグラフは、介護度別にADLを示したも 記憶別にADLを示すと差が大きい。


   

■考察

  図4、記憶群別介護度グラフで確認できるように「子どもの頃の記憶」をより多く消失している高齢者ほど、要介護度が重いことがわかった。それは、子どもの頃の記憶を忘れてしまうとADLが低下することを意味し、記憶の維持が要介護度に大きく影響していることが確認された。言い換えれば、子どもの頃の思い出を楽しくおしゃべりすることが認知症予防・介護予防になる。

  大脳が認知症になると大脳からの正しい指令が身体に伝わらなくなるので、身体が動かなくなってしまう。だから、認知症予防のために記憶を維持しなければならない。これからは、身体運動を中心にした介護予防活動には、記憶を維持するトレーニング(回想法)を必ず加える必要がある。「記憶維持と身体運動」が車の両輪のようにバランスをとることでより効果的な認知症予防・介護予防になる。

回想療法センター取手

〒300-1514
取手市宮和田2832-2

TEL 0297-83-0556